パウル・シトロエン

© カルプ・ヘルマン・ヘッセ博物館

本のイラストレーターとして有名なクルト・レープの仲介により、カルプ・ヘルマン・ヘッセ博物館はドイツ‐オランダ人の画家パウル・シトロエンのこのクレヨンで描いたデッサンを入手した。

この絵は1962年5月18日、ヘッセの死のわずか数ヶ月前に、恐らくはモンタニョーラで完成し、画家のサインと並んで詩人のサインもされている。 1896年にオランダ人の両親の息子としてベルリンに生まれたシトロエンは、1917年にオランダに転居した。1922年から1925年まで彼はワイマールのバウハウスに学んだ。学生時代の習作の一つ、大都会の建築モティーフの息詰るような空間構成のモンタージュ写真「メトロポリス」は、新時代を画した。この絵は、同じ名前の映画を製作中だった映画監督フリッツ・ラングにインスピレーションを与えたのである。シトロエンの描いた詩人トーマス・マンの肖像画も有名である。画家は1983年にオランダのヴァッセナールで没した。